December 20 th 2017
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自サイトとテーマサイトとクライアントワーク

この記事はconcrete5 Japan Advent Calendar 2017の20日目です。

前回は、deek87さんの「Creating an api for concrete5」でした。

このブログは時間設定をして公開しています。
concrete5のこの機能は便利です。

どーもDJ Kazuです。
個性的なテーマをつくってconcrete5マーケットプレイスにリリースしています。
今年は第二弾のテーマサイトを4月にリリースすることができました。
第一弾テーマはBiography(バイオグラフィー)「HEY DJ
第二弾テーマはBlog(ブログ)「OH Love
第三弾テーマは作成中です。

個人的には自サイト、テーマサイト、クライアントワークをした1年になりました。
今回はconcrete5を使用して、上記を交えた比較をしようと思います。
というわけで、自サイトとテーマサイトとクライアントワークというテーマで書きます。
どう違うのかを自分なりの実体験として綴っていきます。
語弊がある箇所もあるかもしれませんが大きな心でお願いしますね。


自サイトではどうだろうか
自身のサイトはもちろんconcrete5を使用します。
他には、奥さんのサイトや友人のサイトをつくりました。
結論的に言うと、自サイトは自分の好きなようにつくれるのであまり何も考えずにつくれます。
使った事がない機能を試す挑戦をしたり、ブロックをカスタムしたけど実際は使わずにおいておいたりと喜楽に好き放題できますねw
自分主導で動けるし、自分が窓口なので提案などもしていけます。
ポイントとしてはスケジュール調整は可能、構成やデザインしてスタティック作成後に構築といった綺麗に順をおったカタチで進められる。
あとからブロックを足して追加したカスタマイズも可能です。
しかもphpを書く時も多少ゴリ押しな感じでも動いたらOK的なこともありますw
まとめると、自由かつ大胆にサイトがつくれると思います。


テーマサイトではどうだろうか
しかしテーマサイトとなると思ったよりそうはいかないですね。
まず第1に考えるのは汎用性(設計も含みます)!!
これがめちゃくちゃ悩まされますw
使うヒトによって多種多様なのであらゆる点を考慮しておかないといけないと思います。
他におまけ的に付け加えると自サイトと違って、アドオンはなしになります。
不要なブロックや機能は削除しておき必要なモノだけを残しておく。
当然と言えば当然ですよね。
phpのコードはこれで大丈夫なのかと調べたりします。
ゴリ押しコードはNGです。
審査時に審査員に「ダメだよ」と言われます。
なんやかんやしてテーマがつくれたら、インストール時のサイトの挙動チェックをします。
concrete5本体を何十回も入れ直してテストして検証します。
そこからブロックを移動したり追加したりして動作チェックをします。
そういうことをしていると自然に何十回という回数になっちゃいますねw
結構な手間がかかります。
ひととおり終わったら申請をします。
ここで最大の難関がマーケットプレイス審査員によるレビューです。
コードチェックと挙動チェックが英語でのやりとりになります。
マーケットプレイスは審査が厳しいので、ものすごいチェックがはいりアドバイスがきます。
これをクリアするのが難しいのですが、とても参考になります。
特に苦労したのは、第二弾のテーマはこのブロックにしか使ってないjsはこのブロックのみにだけ使用設定にするでした。
で、それをしてしまうと、jsの部品が思っている順番どおりに読み込んでいるか問題です。
読み込みの順番が違うとサイトの見た目がおかしくなる現象が発生しました。
読み込ます順番とか決められんの??というかなぜ順番が変わる??という体験もしました。
これは悶絶しましたw
審査員の方は無償でされているのに関わらず、リリースできるまでトコトンまで付き合ってくれます。
concrete5愛を感じました!!
ここまで審査しているのでconcrete5のマーケットプレイスにあるテーマやアドオンは信頼できるものと、感じました。
まとめるとデザインや構築ではなくテーマサイト用にパッケージしたときがなによりも苦労でした。


クライアントワークではどうだろうか
今年は初のクライアントワークをすることができましたので比較対象にします。
まず仕様に対応するように全力を注ぎます。
仕様以外のことは考えないです。
なので、テーマサイトという考えはいらなかったです。
今、振り返っても経験になったことが多い発案件でした。
1.つかったことのないアドオンが使えた。
2.今までは自分で仕様をつくってやっていたことしかないので、自分の想像範囲外な仕様部分がたくさんあった。
3.ブロックとブロックの合わせ技(例:オートナビにページリストブロックの要素をもってこれる)
4.対応では自サイトをつくるときみたいにスタティックを万全にしてから変更がないことを確認してから構築するという順序どおりと違って臨機応変な対応を求められた。
5.自分でつくらない大量ページサイトであった。
そんなかんやで、クライアントワークは、ものすごい勉強になります。
自サイトをつくる際には使えるネタが結構ありました。
この機会をもらえたことには、感謝です。
まとめるとクライアントが求められたことに対応する柔軟性を養うことができ、培ってきた経験を多いに発揮させてもらえる場だと思います。


三者三様じゃないけど、
どのやり方でもconcrete5を使ってサイトつくるのは、おもしろいですね。
どれをするにあたってもアタマの切り替えは必要になるとは思います。
そして、どれも目的をもってできると思います。
自由に大胆にサイトをつくるなら自サイトが向いています。
構成から構築完了、その後の追加も自由です。
自分の作品を世界に発信したいならテーマサイトが向いています。
めっちゃ時間はかかるけど申請できれば、ものすごい達成感があって、やりがいを感じます。
技術の向上はクライアントワークが向いています。
自分で考えた以上の仕様がくるのでおもしろいと思います。
興味があったら、まずはconcrete5をさわってほしいと思います。
それでは、また。

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